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まいどぉ おぉきにぃ、  「小説のような、旅のはじまり 六章−15」





「おっと、もうこんな時間やんか、そろそろユースホステルに行こうか」
「夏樹、ここから近いんか」
「ユースホステルのハンドブックの地図によるとやなあ、歩いたら二十分ぐらいかな」
「それにしても、女子大生風の女が多いと思わへんか」
「ディスカバー・ジャパンやろ、何年前かなあ国鉄のキャンペーンで、女の人でも気軽に旅行をっていうやつやろ、女性誌を片手にいわゆる『アンノン族』と言う女の人たちが全国の観光地へ押し寄せているみたいやなあ」

 温泉地や有名なお寺、名所、旧跡よりも、軽井沢や、京都、倉敷、清里、または勝手にと言えば少し御幣があるが、全国に小京都と名乗るところが多くある。そんな女性向けの少しおしゃれな、一部は意図的に創られたような観光地に人気があったようだ。
 女が集まれば、男も集まる。そうすれば観光地として賑わい、いろんなところが儲かって、潤っていったようだ。

 思い荷物を担ぎ、倉敷美観地区から少し山手の方へ歩いてユースホステルへと向かった。

「ホテルのような建物やないけど、二食付で三千円で泊まれんのやから、高校生の貧乏旅行には最適やろ」
「いやあ建物なんか別にかまへん、美味しいものが食えればそれでええんねんけどなあ」
 飛沢は以外に食通である。
「それは無理や、二食付いて三千円で泊まれるところに、食いものを期待できひんやろ」
「やっぱりなあ、まあ腹一杯食えればええは」
「とりあえず、ご飯はお代り自由やから、思いっきり食べてくださいな」


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2009.01.21 Wed l 旅(小説のような)六章 l COM(1) TB(0) l top ▲

コメント

こんばんは!
「ディスカバー・ジャパン」ってそんな意味があったのですね!
私が鉄道好きだった小学生の頃の、
国鉄のキャッチフレーズといえば、
「いい日旅立ち」でした^^
「ディスカバー・ジャパン」という言葉も聞いたことはありましたが、
意味までは追求していなかったです^^;
2009.01.21 Wed l TAKE. URL l 編集

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