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 三人は風呂から上がり、食堂へ向かった。
「なんか普通のとんかつ定食みたいやなあ」
 キャベツの千切りを軽く盛り付けた横に、薄くスライスされたきゅうりが三枚添えられ、メインに一口サイズにきられた大きなとんかつが置かれている皿が一つ、味噌汁椀と、御飯の入った茶碗と、香の物が入った小鉢を、アルミ製のトレーに載せてテーブルに向かった。
「おれ、お茶を持ってくるは」
 石田が自分のトレーをテーブルに置き、お茶の入ったポットのところへ行った。
「今日は満室やろか、テーブルもほとんどいっぱいやなあ」
 飛沢が食堂の全体をみわたして言った。
「ここのユースホステルは定員が八十人やから、これだけの人がここにいるちゅうことは、ほぼ満室やろなあ」
 大学生ぐらいの年齢の小グループが一番多く見られる。中には年配のご夫婦や、外国人の人もいるようだ。

「高校生ぐらいの年の人は少ないみたいやな」
 夏樹が食堂の中を何回も見渡して言った。
「やっぱり食事の後でミーティングっちゅうのをやらはんのかなあ」
「石田君、何を心配してんの、ミーティングといってもそんな難しいことをするわけやないさかい、それにこれだけ多くの人が泊まってるときは、何もせえへんかもしれへんで。そんな時はたぶん、あっちこっちで自然発生的に人が集まって、いろんなことをするんとちゃうかなあ」
 右手に持った箸を口元に近いところで止めて、夏樹が言った。

「なあ夏樹、明日は津和野まで行くんやろ、何時間ぐらい電車に乗るんや」
 飛沢が言った。
「朝の九時ごろに倉敷駅を出発して、津和野に着くのは午後の三時ごろかな」
「一日中、電車に乗ってなあかんなあ」
「それもまた旅、楽しいで」



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2009.01.26 / Top↑
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