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 夕食のミーティングに「オロチゲームを」をやった。
 夏樹たち三人は別々のチームで「エエイ、ガオー」と団体じゃんけんゲームを楽しんだ。やはり姫のスタイルは少しやりにくかったようだが、目の前の大学生たちは、なんのためらいもなく姫をやるので、その人たちにつられるように、後半はウインク付の姫を連発していた。
 ゲームの勝ち負けなど、どうでも良くなり、この日たまたま同じ場所に泊まった知らないもの同士、さっきまで何処の誰なのか知らないし、もちろん明日からも二度と逢うことはないであろう。そんな人たちとグループを作り、単純なゲームを楽しむ。普段の生活では絶対にやらないであろう仕草を、恥じらいもなく「ガオー」と思いっきり両手を広げたり、斜に構えて右手の甲を左手の頬に付けてウインクしたりして、大笑いした。
 とても楽しく、愉快で、不思議な時間を過ごすことができた。

 翌朝、洗面所に顔を洗いに行くとオロチゲームで夏樹と同じグループだった大学生が「ガオー」と両手を広げて向かってきたので、「エエイ」と剣を振りかざした。「やられたあ」
「後出しやけど、俺の勝ちやね」
「おはよう、夏樹君だったよね」
 昨日のゲームで夏樹たちのチームは大敗をしてしまい、罰ゲームとして自己紹介をしたのだ。
「高山さん、おはようございます。今日は何処へ行くんですか」
「今日はねえ、萩まで行くねん」
「へんな関西弁を使わんといて下さいよ」
「へんかあ、君と話しをしていると関西弁がうつってしまっちゃたよ」
「うん、かなりへんな関西弁ですよ」
「夏樹君たちは今日、何処まで行くんだい」
「ええとねえ一畑電鉄に乗って、松江まで行こうかなと思っています」
「周遊券では一畑電鉄の電車には乗れないんじゃないの」
「そうなんですけどね、鉄道ファンとしましては是非に乗ってみたい電車なんでね」
「そうなんだ、じゃ良い旅を続けてくださいね」
「はい、ありがとうございます。高山さんたちも良い旅を」





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2009.06.15 / Top↑
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