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「では、お母さん、行って来ます」
「はい、行ってらっしゃい、気をつけてね」
 ペアレントさんに挨拶をしてユースホステルを後にした。
 
「いやあ、面白かったなあ、オロチゲーム。はじめはなんか、あほらしくて、こんなことやってられへんは、と思ったけど、お母さんのちょっと強引な誘いこみと周りの雰囲気がすごくて、いつの間にか恥ずかしがっている自分がカッコ悪く思えてきたもんなあ」
「飛沢もそう思ったか」
「夏樹のチームの、北海道出身で東京の大学に行ってるって言うたはった人」
「高山さんやろ」
「そうそう、やたら面白い人で、あの人のやる姫のスタイルは最高におもろかったは、お腹が攣りそうになったで」
「あの人が俺のチームのリーダーをやってたやろ、はじめは大蛇も大国主命もやってたんやけど、あんまりにも姫がうけるもんやさかいに、姫しかやらんようになってしもうて、相手にまで分かったから、大負けしてしもうた」
「俺んとこのリーダーは、その高山さんと一緒に旅をしている友達で、大蛇のサインしか出さへんようになったは」
 石田も昨夜はそれなりに面白く、楽しんだようだ。
「石田の姫は遠慮がちで少し変やったけどなあ」
 飛沢が石田の姫スタイルを真似て言った。
「確かにちょっと変やったけど、石田も今回のたびで少し変わったな、あんなに知らん人との会話を怖がっていたのに」
 夏樹が石田の首を抱え込むように腕を回して言った。
「そうやったかいなあ」

「ところで夏樹、今日はどこまで行くんやったかいなあ」
 飛沢が言った。
「きのうの夜に聞いたやろ、出雲大社の拝殿の大注連縄に五円玉が刺さったら、恋が叶うって、お母さんが言てはった」
「そうそう、もう一回参拝に行って、五円玉をさしてこんと、あかんなあ」
 夏樹たち三人はいつものように、大きな荷物を肩に担ぎ、再び出雲大社へと向かった。




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2009.06.19 / Top↑
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