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 奈良市内に入ったのは午後の三時を過ぎていた。地図を持たないので、道路のあちらこちらにある観光案内版を頼りに、なんとなく聞き覚えのある観光地を廻った。原チャリからは降りることなく跨ったままで、遠目で観光地めぐりをした。観光地を廻るのが目的ではないし、頭の中はユースホステルのことばかりを考えていた。三年と六ヶ月振りのユースホステルに泊まると言う、期待と楽しみばかりが心をわくわくさせてくれていた。そして、少しだけ今夜の夕食のことも考えていた、あまり期待は出来ないが、やはり夕刻になると腹が減ってくる、飛沢のように。

 奈良ユースホステルは近鉄奈良駅からバスで五分ほどの鴻ノ池運動公園の近くに建っている。奈良市は国鉄(現JR)の駅より近鉄の奈良駅の方が賑やかで、商業施設なども近鉄の周辺に多く、奈良市の中心は近鉄奈良駅だったように思う。今ではバッファローズと言う愛称名だけが残っているが、関西のプロ野球チームでは阪神、南海の次に近鉄の人気があったように記憶している。南海も近鉄も本拠地を関西以外の地に移し、親会社も変わってしまった。これも時代の流れと言うものなのか。

 午後五時ごろにユースホステルに入り受付をすませた。定員は二百名とかなり大きなユースホステルで、JYH(日本ユースホステル協会)の直営である。新築してから間がなく、とても立派な建物だった。二段ベッドが三組、六人部屋の空いているベッドに荷物を置き、広々としたミーティングルームと言うか、団欒室と言うべきか、カーペットを敷いた部屋のところどころにソファーセットが置かれている部屋にひとまず落ち着いた。
 秋の行楽シーズンの連休だからなのか、すでに多くのホステラーがグループごとに固まっている。家族ずれや多人数の大学のサークル仲間、少人数のグループ、少し年配のご夫婦などが、それぞれ思い思いに過ごしていた。一人で来ているのは今のところ夏樹だけのようだ。


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2009.08.27 / Top↑
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