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 今回は、僕の旅以外のこだわりについて少し目をかして下さい。
 次女が生れる前だからもう十四年目になるかな、禁煙をしてから。もともと本数は少なかったから、比較的らくに止められた方ではないだろうか。
「今日から禁煙」
 なんて始めれば、必ず苦しんで、かえってストレスが溜まって胃を痛めかねないので、少しずつ減らして行って、最終的には禁煙に成功した。今回はこの禁煙についてではない、タバコを吸っていた頃のこだわりについてだ。

「タバコにしよう」
 とこの地の人たちは休憩の意として、普段から使う。女の人もタバコを吸うわけではないが、休憩をする時には
「タバコだぁ」
 と声をかける。
 もう、時効だけれども十八歳からタバコは吸っていた。そして、二十歳の頃から、この地の人たちの言う「タバコ」の意と同じような気持ちで、タバコに火を点けた。
 タバコを吸おうと思った瞬間から休憩、イップクのモードに入るわけである。
 吸うタバコに、まずこだわる。白いフィルターは柔らかく、唇にくっ付いてしまうことが嫌いなので、茶色いフィルターのものを選んだ。その当時の茶色のフィルターは「ハイライト」か「キャビン」ぐらいで他には値段の高い洋モクしかなく、選択の範囲は限られていた。数年後には対米貿易黒字の関係なのか、国産品と同じぐらいの値段になって「マールボロウ、ラッキーストライク、キャメル、ラーク」などを吸っていた。

 次に火を点けるものにこだわる。ジッポーのオイルライターがベストだけれど、親父が使っていた国産のオイルライターを使っていたこともある。ライターがなければ(オイル、ガス切れ)マッチにする。マッチの場合は点けかたと消し方にカッコをつける。
 1940年代を舞台にしたアメリカ映画に小雨降る夜のネオンの下で、ツバ付の帽子に、ビシッとスーツに身をまとい、遠くに逃げ去る犯人を目で追いながら、ゆっくりと銜(くわ)えたタバコに火を点けるハンフリー・ボガートのイメージで火を点けて、そして消す。いわゆるナルシストである。
 いつもハンフリー・ボガートのイメージでタバコに火を点けるわけではないが、ほんの五分ほどの「イップク」の時間を頭の中から足の先まで休めることができる。その当時のストレス解消法の一つなのだ。百円ライターは絶対に使わない。

 おねいさんが横に座る飲み屋さんに行くと、タバコを銜(くわ)える瞬間に火を点けてくれる。おそらくどこの店でもそうだろう。時には、おねえさんの手元近くの見えにくい位置に、箱から半分だけ出して置かれたマッチで、またはブランド物のスマートなライターで、しぐさもあざやかに美しく差し出してくれる、気持ちのよいものだ。
 百円ライターで炎の大きさを最大にして、目の前で「ボッ!」とやられたのじゃ
「二度とこの店には来ないから」
 と怒鳴ってやりたくなる。
こんな僕のこだわりは、変だろうか。
 もちろん、灰皿のない所では吸わないようにしていたつもりだ。
 最低限のマナーだから。


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2008.05.30 / Top↑
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