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「あれ、大学生じゃなかたんですか」
 身長が一番高い大学生が言った。
「出身は埼玉だって言ったけど、大学生だなんて一度もいてないと思うけど」
 髪の長い女性が言った。
 男たちの思い込みであって、確かに大学生だとは言っていなかった。そう思っていただけだった。夏樹もいままで女子大学生だと思っていた。
[じゃあOLなんですか、昨日の夜に総務課がどうの、こうのって言ってたように聞こえたんですが]
 短くカットした髪に軽くパーマをかけてメガネをかけた大学生が言った。彼はぼやっとしているようで、しっかり人の話は聞いていたようだ。
「まあ、一応、そういうことになりますね」
 ショートカットの女性が言った。その言い方が少しだけ大人っぽい喋り方に見えたのは、夏樹の思いすごしだろうか。

「皆さんにお会いできてとても良かったです。昨夜からいままでの、僅か五時間ほどだけの付き合いでしたけど、初めて友達だけで出かけて来た旅行がこんなに楽しく出来て、感激です」
 髪を長く伸ばした大学生が言った。
「ほなユースホステルも初めて泊まったの、初体験なんやね」
 夏樹が言った。旅行を安く安心して泊まれるところは、ユースホステルしかないと大学の先輩に教わってきたのだと言う。思っていたよりも食事も良いし、料金が安く、何よりもこんな出会いを作れるところだとは、予想外だったようだ。
「全国にはもっといろいろなユースホステルがあるから、楽しいよ。年末の大晦日の日に浜名湖ユースホステルにおいでよ、あそこの年越しパーティーはすっごく面白いよ、私たちも毎年、浜名湖で年越ししているのよ、ねっ」
 髪の長い女性がショートカットの女性に同意を求めながら言った。
「年越しパーティーなんちゅうのがあるんや、面白そうやなあ」
 夏樹は行く気満々である。
「俺も行ってみたいなあ、なあ」
 髪を長く伸ばした大学生が他の二人の方を見て言った。


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2009.09.16 / Top↑
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