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「ええぇ、トオルさんってこれだったんですか」
 夏樹も右手の甲を左手の頬に軽く当てて言った。
「違うよ、こいつはね超が付くぐらいに女が好きな、助平やろうだよ。さっきだって美人がいるぜって言っただけで、きょろきょろと探していたじゃないか」
 智史が言った。
「その通り。だからあなたたちも気をつけなよ、絶対に電話番号なんか教えちゃ駄目だよ」
 ケイコがタナカと岡本、その友達に言った。
「はあい」
「なんか俺が変人みたいじゃないか」
「トオルさん、みたいやのうて、見るからにそのものやんか」
「夏樹君、なんと言うこと、言うてくれまんねん・・・」
 トオルは夏樹をまた、羽交い絞めにした。

 そんな馬鹿なやり取りをしていると、次の歌が始まった。ワイルドワンズの『思い出の渚』だった。四人の男が前に出て、決してうまい歌ではないが、楽しく笑顔でハーモニーを奏でていた。
「じゃあ、次は私たちで歌おうよ」
 ケイコがタナカたち四人を誘った。
「めだかの兄弟を歌います、五人で」
「ええ、私は下手だからパスします」
 タナカとその友達はどうしても前に出るのは嫌だと言いはった。仕方なくケイコと岡本、そのもう一人の友達と智史が前に出て歌うことにした。テレビで見た振り付けをなんとなく覚えていたケイコが中心になって、即興でアレンジし、踊りながら歌った。
 歌い終わってからは拍手と笑い声が湧き上がった。
コンサート

 なんとなく視界に入って来たホールの大きな掛時計は十一時を過ぎていた。コンサートが始まってから三時間が過ぎていた。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2009.10.30 / Top↑
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