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「今夜は名古屋に泊まるだけなんでしょ、名古屋までなら直ぐに着いちゃうから、家で一休みしていったら」
 名前は分からないが、年が明けておしるこを食べる時から、夏樹たちと一緒に行動をしていた大学生風の男が言った。少し強めに掛けたパーマが伸びてしまい、ソフトアフロのようになっていた。
「いや、でもまだ今日の泊まるところは予約していないし、もしかしたら岐阜まで行くかも知れへんしなあ。それに今日、初めて会った人の家に図々しく上がりこむわけにわいかへんやろう」
 夏樹はゆっくりと歩きながら話した。
「じゃあユースホステルに戻ったら名古屋市周辺のユースホステルに電話して聞いてみるといいよ、おそらく何処も休業中だよ、正月は」
「ほんまかいなあ、この稼ぎ時に休むやなんて」
 夏樹はユースホステルに戻り、正月の特別な朝食を昨夜から共に歌い新年を迎えた多くの人たちといただいた。
 それからガイドブックを持って公衆電話に向かった。名古屋市内の二軒のユースホステルと、岐阜市内の二軒のユースホステルも休業中だった。明日は高山線で金沢まで行く予定にしているので、その路線からあまり外れたところには泊まりたくなかった。

「何でこの正月の稼ぎ時に休んでるんやろ」
 夏樹は公衆電話からみんなのいるロビーに戻って来て言った。
「年末年始に都市へ遊びに来る人は、あまりいないんじゃないかな。東京だって初詣に行く神社なんかは大勢の人が集まるけど、首都高なんかはあまり混雑しないらしいわよ。多くの人は実家へ帰省したり、観光地やスキー場へ遊びに行ったりするんじゃない」
 タナカが言った。
「だから言っただろう、今日は名古屋駅の近くのビジネスホテルにでも泊まったら。彼女が言ったようにおそらく空いているから、ゆっくりしてから名古屋に向かえばいいよ」
 ソフトアフロの男が言った。





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2009.11.25 / Top↑
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