上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
「でも、今日知り合った人ん家(ち)へあがり込むわけにはいかんやろ」
「なにも遠慮は要らないよ、家には他に誰もいないから、昨日から全く寝ていないんだし、少し眠ってから行けばいいよ」
 ソフトアフロの男はとても親切に言ってくれた。
「じゃあ、お言葉に甘えまして、少し仮眠をさせていただきます」

 智史たち三人とタナカたち四人、ソフトアフロにチガサキ君、他にも五,六人の男女が夏樹の周りにいたが、荷物をまとめて帰る準備を始めるために部屋へ戻っていった。そろそろ別れの時が来たようだ。
 荷物を持って玄関に集まり、それぞれのカメラで記念撮影会を開き、何人かの人たちと住所を教えあい、写真を送ってもらう約束をした。
「夏樹君、今度の大晦日にもここで一緒に過ごそうぜ」
「智史、今から来年の大晦日のことを言ったら、鬼が笑うって」
「トオルさん、今度の大晦日は今年やで、一年後やけどね」
「あっそうか、今年だよ、ほな待ってるでえ、今年の大晦日に」
「トオルさん、今年の大晦日までに、もうちょっと関西弁を勉強して上手に喋れるようになっといてやあ」
「たぶん、無理だと思うよ、仕事が始まれば夏樹君のことも忘れるような人だからね」
 ケイコが言った。
「ええ、そんなに薄情なんですかトオルさんて」
「そんなことないよ、忘れまへんでえ」
「今の関西弁が今ままでで一番うまいは」
「そうかい、今まではわざとへたくそに喋っていたんだよ」
「なんだかも、おだてりゃ木に登る、ちゅうやつやな」
 トオルは夏樹の後ろから羽交い絞めにした。
「ロープ、ロープ。ワン、ツー、スリーやで」
 一同が大笑いした。

追記
 浜名湖ユースホステルは平成二十年三月三十日を持って閉館となったようです。大晦日のコンサートの時に三回、百回記念のコンサートの時も泊まりました。
 第六章の話しに出てきた出雲のゑびすやユースホステルも平成二十年十二月三十一日で閉館となりました。
 思い出の地が無くなるのとても寂しいです。
参考資料⇒ユースホステル最新情報



・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
・応援いただき、ありがとうございます。

スポンサーサイト
2009.11.26 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/234-13ef0621

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。