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 浜名湖ユースホステル最寄りの新居駅から、名古屋方面へ二駅行くと新所原駅に着く。その駅から歩いて十五分ほどでソフトアフロの大学生の家はあった。
 家の周りには畑などもあり、長閑な風景が広がっていた。表札には『高木』と書いてあった。
「自分、高木って言うんや」
「あれ、自己紹介していなかったっけ」
 さっそく高木の部屋に上がりこんだ。
「適当にその辺に座ってください、今何か飲みものを持ってくるから」
「おかまいなく」
 夏樹はそう言ってから大きな欠伸をした。
「さすがに眠いよねえ、炬燵に足を入れて、遠慮なく寝ていていいよ、俺も寝るから。豊橋までは十分で着くし、そこから名古屋までは新幹線に乗れば三十分ほどで行けるから、昼過ぎまで寝ていても大丈夫だからさ」
「おおきに、遠慮なく寝かせてもらいます。ところで何で誰もいないの」
「両親も、妹も旅行中でさ、俺は東京の大学にいるんだけど、冬休みで帰ってきているんだ」
 高木が部屋を出ていった。しかし、いつこの部屋に戻ったのか分からなかった、直ぐに眠ってしまったようだ。

 先に目が覚めたのは夏樹だった。腕に付けた時計は二時三十分を少し過ぎていた。四時間近くも眠っていたようだ。
「おはよう、ってもう二時を過ぎてるか」
 高木が目を覚ました。
「おかげですっきりしたは、ここへ来る前はなんとなく、ボーっとしてたけど、もう大丈夫やは、おうきに」
「本当にこれから名古屋まで行って、明日は金沢まで行くの」
「行くよう、これから泊まるところも探さんとあかんなあ」
「ここに泊まっていっていいんだけどなあ」
「おうきに。けど、金沢まで行けば雪が見られると思うから、雪がいっぱい積っている風景なんか、京都ではあんまり見ることないしなあ。それと能登半島の穴水って言う所に『かつら崎ユースホステル』って言うとこがあって、ちょっと有名なユースホステルらしいねん。そこにも行ってみようと思ってるんや」
「かつら崎ユースホステル、どこかで聞いたような気がするなあ」
 高木が天井を見上げて言った。




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2009.11.30 / Top↑
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