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 能登半島の東側に七尾湾と言う大きな湾がある。その湾の北端に穴水町と言う小さな町がある。そこからさらに能登線(現、のと鉄道能登線)で三十分ほど列車に乗ると甲(かぶと)駅がある。またさらに二十五分歩くと、かつら崎ユースホステルがある。海に近く漁業が主体の街で、観光地と言うようなところではないのだけれど、なぜかこのユースホステルには常連客が多く、口こみでここへ遊びに来る人が増えているようだ。
「詳しくは分からないけれど、とにかく人が多く集まるらしいよ、周りに何にもないのに。いわゆる田舎らしいし」
「そうなんよ。俺もね、その程度の噂は聞いたんや、それで今回行ってみたいと思ってるんよ。何処で聞いたのか忘れたけど、夏に泊まりに来た初めての泊り客を大歓迎してくれるって」
「俺もどこかで聞いたような、ユースホステルの食堂の直ぐ後ろが海で、両手、両足を持たれて海に投げ込まれるって、言う話しでしょ」
「そうやんなあ、やぱっり、俺もその話しをどこかで聞いいたんや」

「さて、そろそろ行きますは、ほんとにおうきにぃ、少し寝かせてもろうたから頭がすっきりしたは」
「今年の大晦日も浜名湖で会えたらいいね」
「もちろん、絶対にくるで、自分も行くんやろ」
「今年も行ったら四年連続だよ。そうだ面白い写真を見せてあげるよ」
 そう言って高木は、本棚の中から何冊かあるポケットアルバムから一冊を広げて夏樹に手渡した。
「ほらこれを見て」
「浜名湖ユースホステルの玄関の記念写真やんか」
「これが去年の元旦の俺」
「今と同じようなソフトアフロやんか。あれ、これって智史さんに、トオルさんに、ケイコさん?それにこの後ろの方にいるのはタナカさんに、太田さんやんか。初めましてなんて言いながら自己紹介してたけど、初めてとちゃうやんか」



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2009.12.02 / Top↑
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