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 浜名湖ユースホステルの玄関には三十人ほどの人たちが、写っていた。高木が帰ろうとして荷物を持ち玄関に出てきた時に、たまたまこれだけの人が集まって、写真を写すところだった。その集団の端っこの方へ顔を出したら写ったのだと言う。
「何人かのカメラで写したらしいのだけれど、この一枚が最後だったみやいでさ、写した後に直ぐに解散してそれぞれが帰って行ったんだ。偶然最後のカメラの持ち主が俺のことを知っている人でさ、送ってくれたんだよ。それがここにいる吉野さん」
「あれ、この人ってタナカさんの友達やんか」
「そうらしいね、さっき知った。それでこの写真のことを思い出してさ、でも智史さんたちまで写っていたなんて思わなかったよ」
「なんか、おもしろいなあ」
「今年の写真も誰が写っているのか楽しみやね」
「そやな、たのしみやな」


 名古屋までは在来線だけを使って向かった。時間があったからと言う理由よりも、特急料金が勿体ないと言う理由のほうが大きかったようだ。
 名古屋駅に着いたのは五時を少し過ぎたころだった。陽は沈み駅前にはスモールライトを点けた車が、ちらほらと走るのが見える。まずは観光案内所へ向かった。
「駅の周辺で今日、泊まれるビジネスホテルはありますか」
「お一人ですか、今日は何処も空いていますから、大丈夫です。ご予算はいかほどですか」
「一泊三千円ぐらいの安いところで構わないんですが」
「三千円ですか、それは難しいですねえ。ここではホテル協会とか観光協会に加盟しているとこだけを案内していますから、一泊五千円以上になりますが」
「五千円以上なんですか、高いなあ。もっと安いところはないんですか」
 ユースホステルなら一泊二食付で三千円少々なのにと思いながら、観光案内所に張り巡らされているポスターをぐるっと見廻した。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2009.12.07 / Top↑
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