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「ここには資料がありませんから詳しくは言えませんが、駅を出て左の方へ行くと細い道があります、その道沿いに二,三軒の安いホテルがあります。そこだと三千円台だと思いますよ。ただ、空いているかどうかは、ここでは分からないので直接電話をして聞いてください」
 丁寧な口調で夏樹より二十才は年配の、男の係りの人がメモ紙に三軒のホテルの電話番号を書いて、手渡してくれた。
 観光案内所を出て直ぐにメモ紙書かれているビジネスホテルに電話を掛けた。
「空いてますよ」
 即答だった。一泊三千五百円、風呂は各階にシャワールームが一つ、もちろん食事は付かない。でもトイレは各部屋にあるようだ。元日の寒い夜を駅で野宿をして朝を迎えるわけにもいかず、予約をした。
 公衆電話の個室を出て、目の前にキオスクがあった。そこで弁当と缶ビールを買って、そのホテルに向かった。
「まあ、こんな元旦も一回ぐらいは有かな」


元旦の夜
(へたくそな絵だが、だいたいこんな感じの元旦のディナー風景)

 ソフトアフロの高木の家で少しは眠ったとは言え、昨日から今朝にかけての徹夜は、いまだに疲労感が残っている。さらに部屋にはテレビもなく、暇をもてあまし二本の缶ビールを飲み干す前に眠ってしまった。

 翌朝の名古屋は快晴だった。典型的な冬型の気圧配置なのだろう、これから向かう日本海側は雪が降っているかも知れない。今回の北陸への旅は雪見物が目的だ、期待したい。
 名古屋発八時三十五分の高山線、急行「のりくら」に乗って一路、富山に向かう。名古屋駅高山線のホームには、多くのスキー客や家族連れが列車の入線を待っていた。指定席券は買っていない。自由席に座るには前もって自由席の列車が停車する場所に並んで待つしかなく、発車の二十分ほど前から並んだ。
「天気はええけど、風が冷たいなあ、座れへんことはないと思うけどなあ、混みそうやなあ」


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2009.12.09 / Top↑
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