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 年末のドラマを見ていると、
「あっ、雪が降ってきたわ」
「ほんとだぁ」
「きれいだねぇ」
などと言いながら女優さんがくるくると回りながら喜び、はしゃいでいる。その時のBGMは山下達郎の年末定番ソング

『クリスマスイヴ』

 年末恒例の大イベントの二大アイテムである。

 僕も十年前まではそう思っていた。雪国の人たちも絶賛するほど美しい。その風景だけはとても綺麗だ。
            雪景
 
                                    雪景2
  (クリックすると大きくなります)

 今の地に住むようになった頃は、雪が降ってくるのが楽しみで、待ち遠しくて、首を長くしていた。一寸先が見えなくなるくらいに激しく降って来たりすると、ワクワク、ドキドキしながら、
「どれくらい積もったら、屋根の雪下ろしができるのかな」
と屋根に上がる日を楽しみにしていた。
                        ゆき屋根
(すこし分かりにくいですが、屋根の上です)

 今から思えば、不謹慎なことを心の中でニヤニヤとしながら考えていた。仕事中に降り出せば、
「わっ、雪が降ってきた。わあ」
一人大きな声で喜んでいた、他の人たちの白くにらみつけるような視線などまったく気にせずに、
「綺麗だ、美しい、素晴らしい・・・」
おおいにはしゃいでいた。
 音もなくシンシンと降り積もる雪。あっという間に一面が銀世界となり、全てのものを真っ白にしてしまう。翌朝に晴れると、山や、木々に着雪した姿は誠に美しく、なにもかもが朝日に照らされてキラキラと輝き、花も葉もない木々がまるで満開の輝く白い花をつけたように美しい。いつまで見ていてもあきない。
 気温と、風速、風力という自然の画家が山や、木々のキャンパスに雪の白だけで造りだした芸術である。風の無いシンシンと降り続く雪のときと、吹雪いた時の姿とは違う別のものを造りだしてくれる。時には川の流れに純粋に逆らわずに、水のない所にだけ雪の白を置き、現代彫刻のような美を完成させ、常に目を奪われる。

 十年ほど前までは本当に不謹慎なやつだった。雪が降ってくるのを見て大喜びしていたのだから。しかし、今では
「もう雪なんか降らなくてもいいよ、雪の馬鹿やろう」
と怒鳴りたくなってくるほど、降る、降る、降る。どこの空の倉庫に、こんなに多くの雪が溜まっているのか、どんどん降ってくる。見る見る積もっていくのである。もう、こりごりである。降るだけなら良いのだが、雪というやつは降った後は積もるので、厄介なのだ。
 国道に降り積もり道路脇に寄せられて山となった塊は、重機によってダンプに積まれ、雪捨て場へと運ばれる。それを見るたびに
「あれって、融ければ、ダンプには積めない、ただの水になるんだよなあ」
と思う。

つづく




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2008.06.06 / Top↑
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