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 目の前に聳えていた山が少しずつ離れていき、家や工場などの建物が増えてきた。富山に近づいてきたようだ。山間部よりは雪は少なくなり、車窓を良く見ると、雪ではなく雨が降っている。
 富山駅には午後一時頃に着いた。駅前の道路は綺麗に除雪されて、道路脇に無造作に積み上げられている。山となった雪の塊は本来の白さがなくなり、薄汚れていた。
 駅を出てしばらくすると路面電車が走っているのを見つけた。夏樹は高校への通学の足として市電を使っていたが、三年生の九月に全廃されてしまい、鉄道ファンとしては残念でならなかった。さっそく目的地も決めずにとりあえず乗り込んだ。
 路面電車にゴトンゴトンと揺られながら、富山といえば薬売りが有名だなと思い出し、老舗の薬屋とか、薬工場はないかと電車の車窓をきょろきょろと眺めていた。ガイドブックなどは何も持たずに、思いつきで老舗の薬屋さんなど見つかるわけもなく、もし見学ができる薬工場が見つかったとしても、正月の二日である可動しているわけもなく、いま思えばあまりにもあさはかな考えであった。
 適当なところで電車を降り、なんとなくその周辺を歩いて再び路面電車に乗って富山駅まで戻ることにした。

富山2
富山

 駅に戻る途中に富山城の文字が目に入った、ひとまずその城へ向かった。三十年も前のことで記憶がさだかではないのだが、一月二日のこの日に富山の駅周辺にはあまり人がいなかったように思う。富山の人たちの正月は家で過ごすのか、それとも駅周辺とは違うところへ出かけるのだろうか。富山は持ち家率が日本一で、大家族の家庭が多いと聞いている。だから各家庭で過ごすことが多いのだろうか。あくまでも夏樹としての個人的見解である。




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2009.12.18 / Top↑
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