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「でもねえ、本当にはじめのころはあの人の話し方が恐くって、関西弁ってヤクザ映画のイメージが強かったのよねえ、健さんとか文ちゃんとか」
「随分と昔の映画とちゃいますか、僕はあんまり見たことがないけど」
「・・・あっああ、お兄ちゃん、ううん兄がよく見ていたからね、耳に残っているのよ」
「映画ファンなんですね。京都には撮影所がいっぱいあるんやけど、僕の家の近くでも、いろんなロケをやっているところを見たは。それこそピストルを持った男が、バスタオルだけを巻いた女の人を追いかけるところとか」
「わあ、すごいねえ、見てみたいなあ。ううん兄に教えたら見てみたいだろうなあって」
「まあ、いいじゃないですか、趣味は人それぞれですから。俺なんか電車や汽車に乗るのが大好きで、高校へ通うのに遠い駅までわざわざ行って、国鉄に乗ってたこともあったからねえ、バス停の方がずっと近いのに。変わってるでしょ」
「・・・、私はね、文ちゃんが大好きなの、だからあの人の出ている映画での話し方が、関西弁のイメージだったのよ」
「そら恐いはなあ。けどあれって広島とちゃうかいなあ」
「そうかも」
「そしたら今度、吉本のお笑いを見てくださいよ、おもろいでえ、関西弁のイメージも少しは変わるんとちゃいますか」
「もちろん、いまではぜんぜん平気よ、だって毎日のように近くで聞いているからね」
「あれっ、もしかして、さっきの話に出てきた大阪か兵庫の人ととても仲良くなったとかですか」
 コバヤシは少しうつむいて、冷めきっているだろうお茶の入った湯飲みを口元にはこんだ。
「兵庫県の神戸なんだけどね、京都で待ち合わせをして、彼の実家へ行くところなんです」
「なるほどね、では近い時期におめでたいことになりますな。それはそれは、おめでとうございます」
「いやあ、まだはっきりと決まったわけじゃねぇがら、いや、ないから」




・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.01.06 / Top↑
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