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「お国が変われば、言葉もいろいろ。私なんかすんっごく訛ってっがらねぇ」
 コバヤシが言った。
「俺はそういうの好きやなあ、いろんな土地のそれぞれの歴史があって方言がある。その言葉、意味を知るにはその土地に行かんとわからん。けど旅に出て、俺の住んでいるところとは違うところから来ている人と出会うと、少しやけど知ることができる。こうやって話しをすると、いままでとは違う世界が見えてくる。ものすごく興味があって、いろんな人と話しがしたいなあ」
「そうなのだよ、俺も旅先でいろんな土地から来ている人と話しをするのが好きだから、出張の時はいつもユースホステルを利用するんだ」
 係長がそう言って、水割りをひとくち飲んだ。
「君が出張の時にユースホステルを利用するのは、出張費を浮かせて、遊びに使うためじゃないの」
 佐藤が言った。
「そんなことはないよ。確かにビジネスホテルに泊まるより、半分の経費ですむからねえ。でも掛かった分しか清算しないよ、従業員が十人しかいない小さな会社だから、少しでも経費を節約しなきゃいけないしねえ」
「俺も月に半分ぐらいは出張をするんだけど、その時はビジネスホテルの方がいいよ。だってユースホステルは酒が飲めないしね」
 ちょっと太めの薬屋が、はじめて言葉を発した。
 
 いまこの場に集まっている女三人男五人は、人と話をして、様々な情報を集めることのできるユースホステルが好きだ、と口々に言った。



・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.01.20 / Top↑
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