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 記念撮影をし、係長に住所を教えてから部屋に戻り、出発の準備をした。名残惜しいが楽しく過ごした仲間との別れである。
「それでは皆さん良い旅を」
「ヒゲさんもね、またどこかで会いましょう。あっ、俺の会社の近くの郵便局は大阪まで配達をするって言ってなあ、京都って大阪より西、東」
「係長はん、全国のどこの郵便局から、全国どこへでも配達してくれはるから。それも全国均一料金でな」
「ほんまかいなあ」
「おもろいやっちゃなあ、あんたのことは一生忘れへんと思うは」
「俺はすぐに忘れちゃうかもねえ」
 二人は大きな笑顔を作り、手を振って別れを惜しんだ。

 十時少し前の七尾線下り、急行「能登路」で輪島に向かう。急行列車だが、それは七尾駅まで、その先は普通列車になってしまう。おそらく七尾まではそれなりに乗降客がいるが、そこから先はさほど多くないのだろう。
 現在も七尾まではJR七尾線だけれど、そこから先は昭和六十三年三月に、第三セクター「のと鉄道」となっている。そして、現在は七尾から穴水までが「のと鉄道」として存在するが、残念ながらそこから先の輪島までは平成十三年四月に、蛸島までは平成十七年四月に廃線となった。

 七尾駅を過ぎるとあたりは山間部を走る。車窓からは雪に覆われた林が続く。時々、雪の重みに耐え切れず九十度以上に曲がった枝や、折れてしまった木もあった。
雪のほとんど降らない地に育った人間には、とても綺麗でロマンチックな情景ばかりが思い起こされる雪だが、何事も過ぎたるは及ばざるが如し、大量の雪にはロマンはない。そこには雪との戦いがあるのみである。大量の雪は生活の敵となってしまうのだ。(現在の生活による実体験である)
参考ブログ⇒おやじの一人ごと「春(とても待ち遠しいもの)1-5」



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2010.02.11 / Top↑
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