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「野々口って三年の時は四組やったなあ。おれは六年間ずっと六組やった」
「ほんで、四年からはT小や、家から近こうなったけど、友達が減ったさかいなあ」
「そしたら、おれが転校してくる前は、もっと人が多かったんや」
飛沢が話しかけてきた。

飛沢の前の学校は市内の中心部で、オフィスビルに囲まれ,明治のころに開校した古い学校で、卒業生には有名人も数人いるようだ。
「六組でも多いと思ったのに、九組もあったやなんて、すごいなあ」
飛沢は興味津々に二人から話を聞きだそうとしていた。
「そやなあ、同じ学年でも、おんなじクラスになったことのないやつも、いっぱいいるしなあ。名前が分からんのもいっぱいいるなあ」

 夏樹だけが六年間六組だったことに、少しだけコンプレックスを感じていた。
「なんかおれだけがずっと六組やったから、クラス替えのたんびにみんながどっかへ行ってしまうような思いになって、ちょっと寂しかった」
「おれらかて、四年からは三クラスになったから、すごく寂しい気持ちになったんや。早よう、中学校になったら、また、みんなに会えると思うて楽しみにしてた」
野々口が割って入った。
「おれが、転校してきたころは、ものすごく面白かった。今までは一クラスしかなかったし、急に人が増えて楽しかった」

 隣の町から、小学校入学の時に市内の学校に転校してきた飛沢には、本当に親しい友人はなく、U小学校に来た時は人がすごく多かったから、ここなら多くの友達ができると信じ、隣のクラス、その隣のクラスまで出かけては、声をかけて友達つくりに飛回っていた。おかけでかなりの人数の親しい友人ができた。二組だった飛沢は、二組はもちろん、三組、四組と順に活動範囲を広げていった。夏樹がいる六組までは足を運ぶ前に、多くの友人ができた。

「ほとんど初対面同士がこうやって親しくなったんやから、さっそく、今日の放課後に集まって遊ぼうよ」
飛沢が切り出した。



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2008.06.18 / Top↑
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