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 歩けば二十分はかかる道のりを車で走れば五分で着いてしまう。駅に着いた時には列車が来るまでに少し時間があった。
「シンちゃん、送ってもうて、おぉきに。間に合わへんかったらどうしようかと思ったけど、ほんま、助かりましたは」
「みんなは、意地悪じゃないんだよ、ヒゲさんが気に入ったからさ、もう少し一緒に居たかっただけだからね」
「わかってますって、必ずまた来ますから、皆さんによろしく言っといてください」
 二人は固く握手をした。その時、二両編成の金沢行き上り列車が入って来た。
「じゃあ」
「じゃあ、おぉきにぃ」

 金沢駅には六時過ぎに着く。一昨日に来たときと同じくらいの時間になってしまう。
「まあ、夕飯には間に合うから、ええか」
 金沢駅からは一昨日に乗ったバスと同じ時刻に発車する。この日もバス停には夏樹を含めて五人ほどの人が、バスを待っていた。かつら崎にいた時と同じように緩やかな風に乗り、少しだけ雪が降っている。
 バスは定刻にバス停に入って来た。五人ほどの人が降りて、五人がバスに乗り込んだ。バスの中には十人ほどの人がまばらに座席に座り、おもいおもいに時間を過ごしている。
 ユースホステル最寄りのバス停に降りたのは夏樹ひとりだった。一昨日と同じように真っ暗になっていたが、二度目である、道に迷うことはなかった。
「ただいまあ」
「お帰り」
 玄関にちょうどイマさんがいた。
「遅くなってすみません」
「早く受付を済ませて、夕食にして下さい」
 イマさんは笑顔で迎えてくれた。



・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.04.05 / Top↑
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