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 この日の宿泊は女性が二人組みと一人の三人、男は夏樹と風呂で一緒だったおじいさんと大学生風の一人旅の人が三人、全部で八人だけだった。六人は関東からの旅人だ。一人旅の女性は関西弁のようなイントネーションなのだが、少し違う、大阪や京都の人ではなさそうだ。
「こんばんは。私は香川県から来ました。岐阜の高山や合掌造りの荘川を廻って、昨日から金沢ユースホステルに泊まっています。あしたは香川まで帰ります」
 四国の人と会話をするのは、夏樹は初めてだろう。
「もちろん北陸線で京都、大阪経由で帰られるんですか。僕、明日は京都へ行こうと思うのですが、京都までご一緒させていただいてもよろしいですか」
 千葉出身で東京の大学に通っていると言う男は、四年生ですでに大学院への進学が決まったと、自己紹介していた。
「明日は彼女たちと三人で兼六園に行ってから、昼前の特急で大阪まで行こうと思ってますけど」
「はい、俺も兼六園にはまだ行っていないし、じゃやアズマさんに同行して京都にいこうかな」
 神奈川に住み地元の大学三年生のタカギ君が、右手を上げながら言った。大学院が決まったアズマ君とは、ここで同部屋になり、意気投合したと自己紹介の時に言っていた。彼は明日の予定をまだ決めていなかった。
「それじゃあ、明日は五人で兼六園に行きましょう。クリタさんいいでしょ」
 二人組の女子大学生の一人が言った。香川のクリタさんが笑顔で頷いた。
「あのう、俺も兼六園にはあした行きたいし、ほんで京都まで帰るんですけど。自己紹介まだでしたね、順番を二人飛ばしての発言になってしまうけど、京都に住んでます夏樹です、よろしく。大晦日から浜名湖ユースホステルで年越しをして、一昨日にここへ来て、昨日はかつら崎ユースホステルに泊まって、またここへ来ました。俺も兼六園、京都方面ツアーに参加したいのですが、かましまへんやろか」
 先の五人は笑顔で了解し頷いてくれた。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.04.14 / Top↑
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