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「靴の中がグチョグチョになってもうたは、足が冷とうなってる」
 誰も踏み入れていない雪の上を歩きまわったことで、雪の水分が靴に浸み込み、靴下まで濡れてしまったが、夏樹の顔は笑顔だった。
 六人は兼六園の近くの食堂で簡単に昼食を済ませ。金沢駅に向かった。女子大生二人は新潟経由で東京へ帰る。香川の女性と男子大学生二人、夏樹は大阪行きの臨時急行に乗ることにした。
「クリタさん、今度は東京に遊びに来てくださいね、いろんな所を案内しますから」
 東京へ帰る女子大生の一人が言った。
「ありがとう、帰ったら写真を入れて手紙を送るから、ゴールデンウイークには東京に行きたいなあ」
 香川へ帰るクリタがそう言って二人の女子大学生と握手をした。
「その時は俺も呼んでください、実家に帰らないで一緒に東京ツアーに参加したいです」
 大学院への進学が決まっているアズマが言った。
「じゃあその時は俺も行きます、横浜を案内しますよ」
 神奈川の大学生、タカギが手を上げながら言った。
「ええなあ皆、おれ以外の五人で盛り上がってるやんか、まだ東京には行ったことないしなあ、クリタさんが行く時は俺にも連絡してえなあ、一緒にいかへんか」
「ええ、一緒に東京に行くんですか」
「あらあ、嫌われてんのかいなあ、やっぱりこのヒゲが印象を悪くしてんのかなあ」
「そんなことないですよ。カッコいいですよ」
 二人の女子大生のあまり話さなかった女の子が、はにかんだ顔で言った。
「おぉきにぃ、ものすごく嬉しいは」
 夏樹はそう言ってくれた女子大生に握手を求めた。

金沢駅周辺

金沢駅



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2010.04.28 / Top↑
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