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 明治村は文明開化の象徴とも言える近代的な建築物を、全国から移築して展示している。もちろん内部も当時の様子を再現している。和洋折衷の構造物も多く見られる。幕末から明治への歴史に興味のある夏樹には、楽しみな施設である。
 建物以上に楽しみにしていたのが、日本最古の路面電車、京都市電だ。施設内を移動するのに利用できる。ガイドブックには明治四十年製造と書いてあったが、ほんとうに復元ではないのだろうか。今では蒸気機関車も走っているようだ。

 美女五人と変な恰好の夏樹は、夕刻までゆっくりと園内を廻り、地元のことや今までの旅の話しをした。
「俺はねえ北海道に行ってみたいねん」
「北海道はいいわよねえ、私も行ってみたいなあ。でも、仕事をしながらの北海道旅行はちょっと厳しいよねえ。小さい会社だから、一週間も休みをとれたら奇跡よ」
 岡本たち四人は同じ会社に勤めていて、四人でよく旅行に行くと言っていた。いずれこの四人で北海道旅行をしたいと、いつも話をしているようだ。
「そやねん、俺のところも長くて五日やろな、それ以上の休みはむりやなあ。北海道に行くだけで一日はかかるやろ。せっかく行くんやから、ゆっくりと廻りたいもんなあ。やっぱり会社を辞めて行くしかないよなあ」
「夏樹さん、会社を辞めちゃうの」
「まだ決めた訳やないけど、今しか出来ないことは、いまやる。後になってあの時、やれば良かったって後悔をしたくないしね」
「結婚しちゃったら、絶対に行けなくなっちゃうよねえ」
「田中ちゃん、結婚するの。お相手はやっぱりあの噂の人と」
「違うわよ、結婚をしたらの話しよ。あの人とはまだ何もないわよ」
「ところで今日はどこに泊まらはんの」
「浜名湖ユースホステルに予約をしているの。夏樹さんは」
「俺は犬山ユースホステルに予約がとれたから」



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2010.06.07 / Top↑
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