上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
 高校生たちは男子が六人、女子三人、引率の先生が一人のグループで、今日が二日目の旅なのだそうだ。
「昨日は明治村とモンキーパークのジェットコースターに乗ったんです」
 夏樹の隣にいた男子生徒が言った。
「ジェットコースターはこわかったわ。私なんか涙が出てきて、二度と乗りたくないわ」
 その向かいに座っていた女子生徒が楽しそうに話した。
「ほな、今日はどこまで、行かはんの」
「あっ、京都弁ってやわらかくて、いい感じですねえ」
 ジェットコースタには二度と乗らないと言った女子生徒の隣の女子がにこやかに、ゆっくりと話した。
「そうかなあ、けど怒らしたら恐いで、大阪弁とおんなじ関西弁やから」
「さっ、そろそろ行くよ」
 夏樹たちとは違う並びのテーブルの方から、引率の先生らしき少し年配の男の人が、椅子から立ち上がり言った。
「今日はですね知多半島のユースホステルまで行くんです。これで全員じゃないんですが、一年生にとってのはじめての旅行なんで、近場でユースホステルを体験しようっていう旅なんですよ」
 夏樹の隣にいた男子生徒が立ちあがりながら言った。
「へえ、そうなんや。昨日の夜に知り合えたらよかったね、僕も高校の時はユースホステルクラブにいたんよ。いろんな話しが出来て情報交換が出来たかもしれへんねえ」
「残念やなあ、ヒゲさんはどこへ行かれるんですか」
「今日は名古屋城を見て、岐阜に行きます」
「その先の郡上八幡って言うところはいいところですよ、ぜひ寄ってください」
「おぉきにぃ、じゃあ、いい旅を続けて下さい」
「はい、ありがとうございます」
 夏樹の隣にいた男子生徒は少し頭を下げて、微笑みながら足早に部屋に戻って行った。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ
・応援いただき、ありがとうございます。

スポンサーサイト
2010.06.14 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/309-e2c09d9b

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。