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 夏樹が朝食を食べ終えたころ、食堂には六人ほどのホステラーが残っていた。部屋に戻りユースホステルガイドブックをバッグから取り出した。正月に休館で泊まることが出来なかった岐阜ユースホステルのページを開き、簡単な地図で場所を確認した。その横に道路地図を開き名古屋までの道と、そこから岐阜までの道を探した。
 犬山から、そのまま岐阜に向かえば三十キロメートルしかない。犬山から名古屋、名古屋から岐阜も、それぞれ三十キロメートルほどしかない。今日はゆっくりと移動時間が取れる。出発準備をいそぐ必要はなく、時間の許す限りのんびりと部屋で過ごすことにした。
 ベッドで横になり地図を見ていると、いつの間にか眠ってしまったようだ。部屋の掃除をするスタッフに起されるまで朝寝をしてしまった。
「すいませんでした、すぐに準備をして出発しますから」
「随分とゆっくりですねえ、他のホステラーは皆さん出かけましたよ」
「きょうの移動距離があまり長くないので、ゆっくりしていたら眠ってしまったようですね」
「掃除を手伝っていきますか」
「えっ、今度来た時にお手伝いしますよ」
 夏樹は苦笑いをして出発の準備を進めた。

 名古屋へ向かう国道四十一号線は上下線ともに交通量が多く、思うように前に進むことが出来なかった。天気は晴れ、気温もかなり高めのようだ。スピードを出してかぜを切ることが出来ない状況では、安い合皮のジャンパーでも暑さを感じる。ジャンパーのファスナーを大きく下げ、風を取り込むことで、少しは暑さをしのぐことは出来たようだ。
 名古屋城に着いたのは、十一時三十分ごろだった。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.06.18 / Top↑
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