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 関根は寒さが苦手なので北海道に住むよりも、行きたい時に北海道へ旅をして、日ごろのストレスを全て忘れることにしているのだと言う。
「ほな、もう何回も北海道に行かはったんですか」
「そうですねえ、学生のころには夏休みの期間を全て北海道のユースホステルでヘルパーをしていた年もあったし、働くようになってからでも年に一回は必ず行くね。大雑把だけど全道を廻りましたよ」
「全国を旅して、その中で一番が北海道で、じゃあ北海道で一番はどこですか」
「んん、道東、知床かなあ。あそこに行った時は、いつもの自分がなんて小さい人間なんだろう、あぁあ馬鹿らしいって思えてくるですよ」
 関根は興奮状態になり、自然と声も大きくなってきた。
「そんなに、ええとこなんですか」
「行った者にしか分からないねえ、あの雄大な風景を,言葉で表現することが出来ないよ、すごくて」
「知床ですか、覚えときます、僕もいつの日にか北海道に行ってみたいから」
 時計を見るともう八時に近かった。夏樹は慌てて朝食を食べ終えた。
「俺は今しか出来ないことは、今やるしかないって思っているんで、関根さんと話しをしていると、いずれは北海道を旅してみたいし、全国を廻ってみたいという気持ちが大きく固まってきましたは。いろいろと教えてもらって、ありがとう、おぉきにぃ」
 そういうと夏樹は関根の右手を持ち、大きく握手をした。それに答えるように関根も夏樹の手を力強く握った。
「じゃあ、おれは出発の用意をして東尋坊に向かいます。またどこかで逢えるといいですね」
「そうやね、浜名湖で会えるかもしれへんね」
「やっぱり関根さんの関西弁は上手やわ」
 二人は握手をしたまま声を出して笑った。



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2010.07.12 / Top↑
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