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 大型のバイクの中には国産の千五百ccのバイクや、サイドカーを付けたハーレーダヴィットソンのバイクも何台かいた。およそ二十台の集団が、低く大きなエンジン音を響かせ、目の前を連続して通過して行った。
「カッコええなあ」
 口の開いた缶コーヒーを片手に持ったまま、バイク集団の後ろ姿が見えなくなるまで見ていた。
 ハーレーダヴィットソンのような大きなバイクに乗るには、夏樹が取得した運転免許では乗ることができない。限定解除と言う、非常に難しい試験に合格しなければならない。
 四百ccまでのバイクを運転できる中型限定免許は、教習所で取得できるが、それを超える排気量の限定解除を取得するには、教習所では取得できない。公安委員会の運転免許センターに行き、センター内のコースの決められた道順を、迅速にてきぱきと進行し、スラロームや急停止、一本橋などの課題を成功させ、時間内に戻ってこなければならない。
 四百ccの免許を教習所で取得する時も、教習所のコースで同じような走行試験を受け、減点法による採点で合格ラインをクリアしなければならない。しかし限定解除の走行試験は、それの数倍の難易度で、当時の合格率は数パーセントだったと聞いている。合格するまでに五,六回の落第は当たりまえで、十回目で合格したと言う話も聞いたことがある。
「ええなあ、ハーレーに乗ってみたいなあ。けどハーレーって、なんぼすんのやろ」
 
 残念ながら今でも限定解除はできていない、正確には限定解除をしていない。試験を受ける前から怖気づいてしまい、中型の免許で充分だと、自分自身に言い聞かせ、納得させてしまったのだ。
 現在、限定解除も教習所で取得できるようだが、いまさらと言う自分が八割、残りの二割は「やっぱりハーレーに乗ってみたいなあ」という、少し未練がましい自分がいる。

・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.07.20 / Top↑
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