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 缶コーヒーを飲み終え右手の指に挟まった煙草をくわえ、大きく深呼吸をするように大量の煙を吸い込んだ。口先を少し尖らせるようにして、今吸った煙を吐き出し、煙が肺に入る前に残っていた空気を出し切るように息を吐いた。
 自動販売機の横にある四角い灰皿で火を消し、ヘルメットを被ってエンジンをかけた。バイクを斜めに立てるために出ていたスタンドを起し、ギアーをローに入れ、右後方の確認をして国道へ出た。再び国道百五十六号線を北上し白川郷を目指した。
 先ほどと変わらず、快晴の空から、太陽の熱が背中を燻るように照らしている。

 しばらく行くと、ようやく郡上八幡の街に入った。この旅に出かける前に下調べなど何もしていない。郡上八幡の見所などは何も分からない、もちろんゆっくりと観光をしている時間もない。素通りで郡上八幡を通過した。
 北に向かうにつれ標高が少しづつ高くなっているのか、ほんの少しだけ暑さが和らいだように思える。遠くに見えていた山々が近づいて来た。郡上八幡を過ぎたころからは目の前に小高い山が迫るようになっていた。

 白鳥を素通りして白川郷までは休むことなく走り続けることを、自分自身に言い聞かせ、多少の疲れは我慢をして、ひたすら北へ走った。
 郡上八幡から五十キロほど走った所に、御母衣湖と言うダム湖が見えてきた。国道百五十六号線沿いに五キロほどはあっただろうか、南北に細長く広がった湖だ。その北の端に御母衣ダムがある。一目で今までに見たことのない造りのダムであることがわかった。
「こんなダム、見たことないなあ」
 白川までまだ三十キロほどあるが、ダムを展望できるスペースにバイクを止め、御母衣ダムを見ることにした。



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2010.07.25 / Top↑
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