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 ダムを展望できるスペースに、このダムのことが書かれた案内板がある、それによると「高さ百三十一メートル、日本屈指の規模を誇るロックフィルダムである。」と書かれていた。岩や土を積み上げて造られたダムなのだそうだ。
「こんなダム、見たことないなあ」
 案内版を見ながらジャンパーの左ポケットに、無意識に手が入っていった。煙草のケースを取り出し、軽く握り上に振って一本の煙草を出し、そのまま口に銜えた。右ポケットからライターを取り出し、そのまま銜え、煙草に火を付けた。
「ふうう、腰が痛いなあ。まだ半分ぐらいやろなあ」
 大きく吸った煙を吐き出しながら腕時計を見た。
「わあ、もうすぐ昼やんか、適当にどこかで飯を食わんと、あかんなあ」
 案内板の周辺には灰皿はがなかった。バッグの中から携帯用の吸殻入れを出し、火を消した。
「さあ、もうひと踏ん張り走ろうか。もうすぐ白川郷やな」

              御母衣湖


 白川郷の合掌造りの集落は、一九九五年に世界遺産に登録された、日本有数の観光地で、観光シーズンには大きな混雑があるようだ。あの当時(二七年ぐらい前かな)も多くの人が訪れる有名な場所だった。
 その白川から福井県に延びる白山スーパー林道と言う有料道路があるのだが、二輪は通行禁止。今も二輪は走ることができないようだ。ここを通れば、もっと短時間で東尋坊へ行けるのだけれど、なんともいたしかたのないことだ。

              白川郷
               
 ほんの少しの時間だけ観光を楽しみ、再びバイクにまたがり北へ向かった。残りの走行距離はおよそ百五十キロだ。
「めし、めし、どこかで昼飯を食べんとな、腹がへっては戦が、いやバイクに乗ったまま倒れてしまうがな」





・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.07.28 / Top↑
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