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「あっ、しもうた、住所と名前を聞くのを忘れてた、写真を送れへんやんか」
 二人の京大生の姿はもう見えなかった。追いかけていっても、いつ追いつくかわからないし、夏樹とは反対の方向である、それに明日からは仕事がはじまる。
「まあ、ええか、しゃあないわなあ」

 地図で見ても海にへばりつくように、日本海沿いを国道305号線は走る。この国道は今回を含めて三回ほど通っているが、最後に通ってから四年ほど後に大事故があった。
 呼鳥門からすぐの所の越前岬の先で大規模な落石事故があり、落石防止の覆道(トンネルのようなコンクリート製の覆い)を突き破り、その下を走っていたマイクロバスを押し潰したのだ。そのバスに乗っていた人たち全員が亡くなられた。バスの後方を走っていた乗用車が事故の瞬間を偶然、撮影していたビデオには、轟音とともにバスが一瞬で押しつぶされる様子が映っていた。そのビデオをニュースで放映されたのを見た。
 長い時間、海を目の前に見ながらドライブが楽しめる道路で、とても良い印象が残っている所だったのに、こんな大惨事になったことを知り、とても残念である。今でも青く綺麗な海の風景と、ニュースビデオの両方の映像がハッキリと思いだされる。
 事故の数年後に事故現場を迂回するトンネルが造られ、崩落現場は通行禁止になっているようだ。

    越前岬2
          越前岬3
                越前岬4

(上記の写真は事故現場とは関係ないと思われる)

 越前岬から40キロほどで敦賀に着く。敦賀は古代から天然の良港として栄え、江戸時代の北前船も立ち寄ったようだ。太平洋戦争末期にはリトアニアのユダヤ人難民がここへ上陸し、アメリカなどへ亡命したことでも知られている。今は北海道へ行くフェリーもここから出ている。のちに、この港から新たな旅がはじまるのだが、その話はもう少し先になる。






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2010.08.22 / Top↑
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