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 青田と野田はお好み焼きを食べながら、ビールを飲んでいた。夏樹だけはいまだにお好み焼きには手を付けず、ビールの入ったコップを持って天井の一点だけを見つめるように見ていたが、その視線を野田に向けた。
「野田、フェリーの予約って終わったんか」
「いや、まだですよ」
「俺の分も頼むな、バイクも料金が取られんのやろ、車と同じなんか」
「車よりはだいぶ安かったと思いますよ。夏樹さんはバイクで行くんですか」
「当たりまえやんか、どうせ行くんやったらバイクで行きたい。あの大きな大地の風を受けながら走りたい。けど一日で500キロはちょっとしんどいから、北海道では別行動かな」
 夏樹はコップに残っていたビールをひと息に飲み干し、ようやくお好み焼きに手を伸ばし食べた。
「先輩、ご馳走さまでした。また、来ましょうね」
 野田と夏樹が青田に礼を言った。
「パチンコで大当たりしたらな」
 お好み焼きを食べ終わり、青田はアパートへ、野田と夏樹は寮へ向かった。

 寮に戻り野田が手に入れた『新日本海フェリー』のパンフレットを見て、二ヶ月後の自分の姿を想像していた。憧れの北海道である。広い大地を走るには今のバイクよりも、ロードタイプのバイクの方が走りやすいのではないかと、今まで以上に思っていた。
「飛沢に電話をして、大学の友達に250ccのロードタイプのバイクを、探してもらわなあかんなあ」
 後日、新しいバイクは意外にもすぐに見つかった。新しいと言っても『スズキGSX250E』の中古車だ。程度はかなりよいと言う。いま乗っているトレールバイクも下取りをしてくれると言うことで、話がまとまった。
「さて北海道の二日間、何処を走ろうか。飛沢もいかへんかなあ、けどバイクを持ってへんしなあ」
 北海道の地図を広げて思いにふけった。
                
                        GSX-250E




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2010.09.30 / Top↑
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