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 野田は北の端、宗谷岬を目指すと言った。約500キロの距離を一日で走ることは、未知の走行距離であった。たしかに北海道は道が広く、信号も少ないと言う情報はあるが、一日で500キロは無理だろうという判断をした。それに、車と並走するのはお互いに気を使い、楽しめないようにも思えた。
 では何処まで行くか、北海道全体の地図を見て宗谷岬は上の端、その反対の下の端に襟裳岬が目に入った。
「おんなじ岬でもこっちの岬に行こうか」
『えり~もの、春~は~、何も、ない、春・・・』
 そんな歌詞が頭の中に響いていた。襟裳岬から少し北へ目をやると「幸福駅」を見つけた。当時、ブームだった『愛国から幸福へ』の広尾線が帯広に延びていた。(現在は廃線となっている)鉄道ファンとしては、ここを外すわけにはいかないと思った。
「よし、襟裳岬にしよう」
 さっそく少し詳しい地図を広げ、小樽から帯広、幸福駅を経由しての襟裳岬までのルートを探した。札幌から苫小牧までの高速道路を利用すると、時間的にも早くいけそうだ。それでもおおよそ430キロの距離がある。
「小樽の港に着くのは朝の五時過ぎやから、使える時間が長いからなあ」
 さらに高速を使っての時間の短縮、北海道は道が広く信号も少ないと言う情報を考慮し、走れない距離ではないだろう。これで決まった。
 次に泊まるところだ。もちろんユースホステルである。ガイドブックを広げ、えりも岬ユースホステルと小樽天狗山ユースホステルを見つけ、予約の葉書を準備した。お盆休みで混雑が予想される。
「満室で泊まれないと言うことになると困るなあ」
 それともう一つ、肝心のフェリーの予約が取れなければ全ての計画が無駄になってしまう。野田からの回答を待つしかなかった。



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2010.10.03 / Top↑
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