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 八月十一日午後六時三十分出発。仕事を終え野田と夏樹はそれぞれの車とバイクに乗り、敦賀港へ向かった。フェリーの出港は二十三時だが、遅くとも一時間前には港に着くように、この時間に寮を出た。
 野田の車が前を走り、夏樹はその後を付いて行った。夜は車の後を付いて走った方が楽である。車にはライトが二個、バイクには一個しか点かない、ましてや福井に向かう国道162号線は街灯や建物が少ない山道である、車のブレーキライトがいつ明るく光るか、それだけを注視して走った。
 九時頃に敦賀港に到着、すでに多くの車、バイクが集まっていた。案内に従い車は専用の駐車スペースへ、バイクもバイク専用のスペースへ向かった。
「野田、あとでな」
 乗船は九時三十分からだと言うことだ。後ろに大きな荷物を積んだバイクが数十台はいただろうか、駐車スペース全体を照らすライトは、あまり明るくはない。何台のバイクが待っているのか、正確な数はわからなかった。まもなく、係員が乗船券を確認に来た。
 数十分後に乗船口に近いところのバイクが、次々とエンジンをかけた。それにつられるように、夏樹の周りにいたバイクもエンジンをかけた。一台づつ乗船用のスロープを登り、船の中へ入って行った。進行方向を向いて右側の端へ、数人の係員が誘導していた。
「隣のバイクと同じように斜めに置いて、ローギアーに入れてエンジンを止め、サイドスタンドを出してください」
 一人の係員がハンドスピーカーを持ち、ゆっくりと歩きながら言った。
「航行中はこの場所への立ち入りは禁止になります、荷物は全て客室へ持って行って下さい」
 言われた通りにバイクを止め、荷物を下ろし、ヘルメットは専用のホルダーにかけてキーロックした。そんな作業をしている後ろを次々と車が入って来て、別の係員が車の止め方をハンドスピーカーで指示していた。


・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.10.08 / Top↑
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