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 荷物を担ぎ船室入り口に向かおうとした時だった、係員が小型船を係留するのに使うような太いロープをバイクのシートに架け、そして床にある金具にロープを架け、ぐいぐいと引っ張り、手際よく床に架けた金具のところでロープを留めた。ロープがシートにくい込み、サスペンションが大きく下がった。そして隣のバイクも同じようにぐいぐいと引っ張り、床の金具のところで留めていった。
 ちょっとバイクが可愛そうなぐらいにロープが、シートにくい込んでいるのが少し気になったが、あまりの手際の良さに三十時間も揺られるのだから仕方ないと諦めた。

 船内フロントで野田と合流し部屋の鍵をもらい,一等客室が集まるコーナーへ向かった。部屋のドアを開けると目の前に壁が有り、その壁から垂直に部屋の奥へ壁が延びる。垂直の壁の両側に二段ベッドが並び、相部屋とは言っても入り口が同じだけで、二人づつのプライベートな空間が多少は守られている。右側のベッドには、同部屋となる五十代ぐらいの夫婦が先に入室していた。
「こんばんは、よろしくお願いします」
「あっ、どうも。よろしくお願いします。洗面がこちら側にありますから、遠慮なく使って下さいね」
 女性の方がにっこりと微笑んで受け答えてくれた。夫婦は荷物を片付け、ベッドメイキングをしているようだ、時刻は二十三時をまもなく過ぎようとしている。
「ありがとうございます」
 夏樹は皮のジャンパーと皮のライダーパンツを脱ぎ、Tシャツとハーフパンツに着替えた。そして、いつでも寝られるようにベッドにシーツを準備し、ひとまず部屋を出てオープンスペースに向かった。




・拙い文章を読んでいただきありがとうございます。

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2010.10.12 / Top↑
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