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「ああ、頭が痛いなあ。なあ、今日はここでテントを張って寝てよか、二日酔いの状態で走るのはしんどいし、もしかしたら酒気帯び運転で捕まるかもしれへんしなあ」
 ナナハンに乗り、よく喋る男は、峠の展望台からの景色を見ながら両腕を伸ばし、大きく欠伸をした。

          日勝峠2
「ええよ」
 大柄な男がにこりと微笑んだ。
「まだ、昼前やのに、もうテントを張るのか、それにここはキャンプ場やないのに」
 夏樹はそう言うと、吸い終った煙草を捨てる灰皿を探した。
「いやあ、テントは冗談やけど、しばらくここで一眠りしてから、どこへ行くか考えようかなあっと思ってまんねん」
「ほな、しっかりと二日酔いを覚ましてからバイクに乗って下さいね、俺はそろそろ行きますわ」
「気を付けて、走って下さい、けっこうネズミ捕りがはってますから、スピードには注意せんとね」
「おぉきにぃ、そうしますわ」

 日勝峠に登って来るときよりも急勾配の下り坂を、速度を抑えて走った。やがて下り坂が終わり大きく視界が広がってきた。右へ曲がり33キロ行くと帯広であることを知らせる案内標識が見える。峠にいた時は少し雲が多かったが、帯広に近づくにつれ、青空が見えてくるようになった。
 右折して道路わきにバイクを止め、地図を広げて現在地を確認すると、十勝平野の文字が見える。周りの風景はガイドブックなどの写真で見る風景と同じだ、北海道らしい風景が目の前に広がり、思わずカメラのシャッターを押していた。      

          帯広①
           
 少し走ってはバイクを止めて、またシャッターを押した。帯広市内に入ると、西へ向かう道路の先が見えないことに気づいた。10キロほど走ってからようやくカーブしていることで、その間は真っ直ぐに伸びていることを確認した。京都周辺では絶対に見ることができない風景に、感動の連続だった。

          帯広②



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2010.11.16 / Top↑
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