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「ほんまに、なんもないなあ」
 この歌が流行ったころ、えりもの人たちから「何もないことはない」と反論があったと、何かで聞いたことがある。しかしその後「何もないけど何もないのが、いいとこなのだ」をアピールしていたとも聞いたように思う。
 都会には、ものがありすぎる。そんな世知辛い都市生活から見れば、何もないけど、何もないのが、とてもいいことのように思える。都市生活者の自分勝手な言い分かも知れないが、豊かで、何でも手に入る今の社会には、本当の大切なものを忘れているのではないか。だから何もないことが、大切なものを教えてくれたように思う。
          えりも町④
                       えりも町⑤
                       
 黄金道路の辺りでは切り立った断崖の山が海に迫っていたが、その山もえりも岬付近では丘となり、平原となっていった。そんな広々とした風景の中をすすみ、えりも岬まで一キロメートルほどの所に、今日の宿、えりも岬ユースホステルがあった。建物の前には数十台のバイクが整然と並べられていた。その列の中には数台の自転車も置かれている。
「バイクだけでもこんなに多いから、今日はおそらく満員やなあ」
 整然と並んだバイクの端へゆっくりと進み、隣の置き方に習い同じようにサイドスタンドを出して降りた。メインキーを抜き、ヘルメットと荷物を持って入り口へと向かった。
「おっ、おかえりなさい」
 玄関へ入ろうとした時に、中から出てきた男と、はち合わせしそうになった。その男は少し伸びた髪がボサボサで、鼻の下から顎まで不精ひげを蓄えていた。


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2010.11.28 / Top↑
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