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 浜名湖ユースホステルの時のように歌詞カードを渡されて、みんなで歌うのではなく、ギターを弾く三人のリーダー格の男の人が、歌う前に歌詞を読み上げてくれる。どの曲もだいたいは歌詞を覚えている有名な曲ばかりで、手拍子をしながら大きな声で歌った。キツネのイラスト入りのエプロンをしたスタッフたちは特に大きな手拍子と大きな声で歌った。
「じゃあ次は襟裳岬を歌いましょう。歌詞の中には「何もない春です」と歌っていますが、ここには暖かい心を持った人たちが大勢います。そして、このユースホステルがあり、お父さんとお母さんがいます。都会で忘れられたものが、ここには、いっぱいあるから僕たちスタッフは、ここに帰って来るのです。一度、ここの手伝いをすると、必ずまた帰ってきます。襟裳の春は何もないけど、いいところです」
 ギターを持ったリーダー格の男の人が話し終えると、宿泊者の中から自然と拍手が起こり、すぐにそこに居た全員が拍手をしていた。
「北の街では、もう・・・・」
 もちろんほとんどの歌詞の部分が頭の中に入っている曲ではあるが、二番、三番となるとその記憶も少し怪しくなってくるのだが、リーダー格の男の人が歌より先行して歌詞を読み上げてくれるので、気持ちよく最後まで歌うことができた。
「最後はこのユースホステルのテーマ曲のように歌われている、「おもかげ色の空」を歌いましょう。かぐや姫の曲です」
「あれ、そんな曲、あったかいなあ」
 夏樹の頭の中には聞き覚えのない曲名だった。しかし、前奏が始まり、歌が始まると聞き覚えのある曲であることに気が付いた。曲は分かるが曲名までははっきりと記憶にないのが、夏樹の記憶回路の曖昧なところである。時々、その曖昧な記憶のまま保存されてしまい、それが大きな勘違いを生み出すことがある。


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2010.12.18 / Top↑
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