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「通り過ぎる風 それが季節 とても寒い季節」
 一番の歌が終わり、間奏の間に二番の詞を読み上げてくれた。すると部屋の周りに居たスタッフが、近くにいる宿泊者の背中を軽く押して、立って歌うように手で合図を送った。スタッフに近い人から順に立ち上がり、手拍子をして読み上げてくれる歌詞に続いて歌った。
「♪♪♪いつか 君が 忘れていった レンガ色のコート・・・」
 三番の歌に入るころにはスタッフの歌声のボリュームが最大になってきた。
「♪♪♪部屋のあかり消しながら・・・・・」
 突然、スタッフが部屋の電燈のスイッチを引っ張って消し始めた。部屋の中が暗くなり、ギターを弾くスタッフの楽譜のところにある小さな灯りだけが点いていた。
「♪♪♪また会うその日まで♪また会うその日まで♪また会うその日まで♪♪部屋のあかり消しながら・・・・・」
 サビの始まりに戻り歌は続いた。同じサビの部分を何回歌っただろうか、くり返し繰り返し歌った。
「ちょっと飽きてきたなあ」
 浜名湖ユースホステルでのラスト曲「翼を下さい」を歌う時も、サビの部分を何回も歌うが、その時以上に何回も歌ったように思う。衝動的に目の前にある電燈の紐を引っ張ろうとしたが、それに気がついたスタッフが、夏樹の行動を静止した。さらにくり返し歌が続いた。
「ラストー!」
 ギターを持ったリーダー格の男の人が大きな声で言った。
「♪♪♪また会うその日まで♪また会うその日まで♪また会うその日まで」
 ようやく終わった。全員が笑顔で大きな拍手をした。あちらこちらの電燈に灯りが点いた。誰が言ったのか「アンコール」の声が聞こえたが、ギターを持った三人は拍手をしながら部屋を出て行った。


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2010.12.23 / Top↑
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