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            あけまして おめでとうございます
                本年もよろしくお願いします

        正月中は野暮用に振り回されておりました。ようやく更新にたどり着くことが出来ました。
        当方は雪の少ない穏やかな正月でした。こんなに雪が少ないと、逆に恐いぐらいです。
        引き続き書き続けて行きたいと思っております、よろしくお願いします。



     「小説のような、旅のはじまり 九章-42」

 夏樹は短くなった煙草をステンレス製の灰皿で揉み消し、モジャヒゲの男に向き直った。
「だってお金がないから、ここのヘルパー募集に飛びついたんやろ、時間はたっぷりとあるから」
「その通りです。自転車が好きで、自転車で旅をしているわけやないんです、電車賃がないからで、自転車なんか本当にしんどいですわ。金は無いけど、それでも北海道に来たかった、時間だけはいっぱいありまっさかいに」
 そう言うとモジャモジャのヒゲを両手でかき上げた。そこへキツネのイラストが描かれたTシャツを着た女の人が微笑みながら近づいて来た。夏樹には覚えのない人だった。
「ヨッちゃん、仕事をサボっててええのんか、お母さんに言うで」
「ええっ、もう片付けは終わったはずやけどなあ」
 モジャヒゲ男は立ち上がり辺りを見渡し、スタッフの一人を見つけて二コリと微笑み、安堵した表情で椅子に座り直した。
「直さんがあそこで、泊まりの人たちと喋ってはるから、もう大丈夫やで。あの人がヘルパー長みたいな人やからなあ。あっ、松井さん、きのうのミーティングの後に、直さんに怒られてると思ったんやな。ほんで、そんなことを言うんやろ、別に怒られてたわけやないんや、この仕事にまだ慣れへん俺が、色々と教えてもらうために厨房に行ったんやから、勘違いせんといてや」
 キツネのイラスト入りのTシャツを来た女の人に言った。彼女は松井と言うようだ。
「なぁんや、怒られてたんとちゃうんや、おもろないなあ」
 松井の話し方は少し荒っぽいが、顔はくしゃくしゃになるぐらいに、笑っていた。



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2011.01.05 / Top↑
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