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 モジャヒゲ男は松井という女の人を夏樹に紹介した。
「夏樹さん彼女は大阪の堺市の人で松井さん、松井ヨシコさんです。美しい子と書いて美子さんです、俺と同じ大学の一年先輩なんですよ。それがね、昨日、偶然ここで逢ったんですよ、彼女は一人でバイクに乗って陸路をはるばる北海道まで来て、昨日、襟裳岬ユースホステルで逢っちゃたんです。これってすごくないですか、なんちゅうか運命的な出会いって言うか・・・」
「あんたなあ、ちょっと喋り過ぎや。男のくせにべらべらとお喋りなんやから、そやから彼女がでけへんのんや」
 モジャヒゲ男の話を途中で遮り、松井が激しい口調で言うと、彼の頭を軽くポンと叩いた。それでも彼女の顔はくしゃくしゃの笑顔だった。
 二人の顔は彼女がここへ現れた時から笑顔で、特にモジャヒゲ男のそれは夏樹と話をしていた時とは別人のような笑顔を作り、夏樹の顔をほとんど見ていなかった。なんとなくこの二人は妖しいなあ、と感じていた。
「俺がここにいると、お邪魔かな」
 夏樹が椅子から立ち上がり、この場を離れようとした。
「ちょっとお髭のお兄さん、何でお邪魔なんや、そんなわけないやんか、バイクで来たはる見たいやから、色々と聞きたいことがあるから、居てくださいよ。あんたはヘルパーの仕事があんのやろ、早うあっちに行ったら」
 松井はモジャヒゲ男の左腕を掴み、椅子から立つように引っ張った。
「まあまあ、そんな意地悪なことを言わんと、同じ関西人同士やないですか、仲ようしましょ」
 夏樹は微笑みなが椅子に座り直した。



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2011.01.07 / Top↑
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