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 翌朝、天気は曇り。昨日、北海道に上陸したばかりなのに、きょうは小樽に向けて帰るのかと思うと、昨夜のモジャヒゲ男君と松井さんがとても羨ましく思えてくる。
 七時ちょうどに食堂へ向かった。すでに数人がテーブルに座り、朝食を食べていた。
「おはようございます」
 朝の挨拶をして皿を載せるトレーを持ち、焼き魚と煮物の入った小鉢が並べられたカウンターへ向かった。そのとき両手にポットを持ったモジャヒゲ男が厨房から出てきた。
「あっ、おはようございます」
「おはようございます、今朝は何時に起きて、朝飯の準備をしてんの」
「俺は六時ですね。でも厨房の手伝いをする二人のおばちゃんと、お母さんたちは、五時半にはここへ来るみたいですよ」
「へえ、朝はやくから大変やねえ」
「夏樹さんは、何時に出発ですか」
「八時半ごろかな、きょうは300キロぐらい走るからなあ」
「もう小樽まで行って、明日のフェリーで帰るんですもんねえ」
「代わらへんか、俺がここでヘルパーをするさかいに、自分が俺の代わりにフェリーで帰って、俺の代わりに仕事をしてくれへんか」
「ええ、それはちょっと無理ですわ、勘弁して下さいよ」
 ヘルパー長的存在の直さんがこちらを見ているのを、モジャヒゲ男が感じた。
「すいません、仕事中なんで」
 そう言うと小走りに立ち去り、両手に持ったポットを窓際の長テーブルに置いて、厨房の中へ戻って行った。
「お髭のお兄さん、おはようさんです」
 夏樹の後ろから松井の声が聞こえてきた。
「おっ、おはようさん。自分もこれから朝飯ですか」
 トレーにご飯と味噌汁を載せて、松井と窓に近いテーブルに向かい、一緒に食べることにした。




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2011.01.29 / Top↑
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