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 北海道鉄道記念館を後にして、小樽運河の横を通り抜けると、まもなく埠頭に止められた海上保安艦が見えてきた。その隣の埠頭には貨物船も停泊している。この先に敦賀行きのフェリーがつながれた埠頭があるはずだ。
 北一硝子の洋風の建物が見えた。明治のころから小樽が栄えをはじめたが、電気のない時代にここで造られたランプは必需品だったようだ。小樽の繁栄を創りあげた企業の一つだろう。
 小樽は明治維新後に北海道開拓の玄関港として発展していったために、和と洋の文化が同時期に入り、独特の和洋折衷文化が築かれた。北一硝子も誰もが知る小樽の名店だろう。しかし、その時は前を通って写真を写しただけで、店の中に入って商品を見る時間もなかったし、ガラス製品は落とせば、われてしまう。バイクに積んで帰るのは危険が多かった。

                  北一硝子

 敦賀行きのフェリー埠頭にはすでに船が接岸され、乗船を待つ車とバイクが列を作っていた。夏樹はバイクの列に並ぶ前に小樽までは一緒にフェリーに乗って来た野田の車を探した。船に乗る前に、どうしても彼に会わなければならなかった。彼に会ってフェリーの乗船券を貰わないと、フェリーには乗れないからだ。車のダッシュボードに入れておけば無くすことがないだろう、と言うことで彼が二人分の券をもっている。
「もしかしたら、北海道が気に入ってしもうて帰らへんかも知れへんから、帰りの切符はお前がもっててな」
 夏樹は野田に出発する前に言っていたことだ。
「まさか、そんな帰らへんなんてことは、ないでしょ」
「いや、わからんで」
 とりあえず、帰りのフェリーが接岸された埠頭には来たようだ。


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2011.03.04 / Top↑
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