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 野田から乗船券を貰いバイクの列に並んだ。すでに数台のバイクはフェリーに乗り込んでいた。待っているバイクもエンジンを掛け、跨った状態で待機していた。フェリーに乗り込むと、来る時と同じように係員の案内に従い、外側の壁際に少し斜めにして順に並べて停め、サイドスタンドを出してエンジンを止めた。メインキーを抜き、ヘルメットホルダーにヘルメットを掛け、荷物を降ろした。すぐに係員が固定するためのロープをシートに架けていった。八月お盆のころ、窓などはなく北海道とはいえ、ここは甲板の底の方になる、かなり暑い。安物の合皮ジャンパーを脱ぎ、上階の船室へと向かった。
 フロントで受付を済ませ、自分のベッド番号の書いたローカーの鍵を貰った。帰りのフェリーは二段ベッドがずらりと並んだ二等寝台。その一つが自分専用のスペースで、ベッドとベッドの間に鍵の付いたロッカーがある。
 ベッドの中でTシャツと短パンに着替え、財布以外の荷物はバッグにまとめてロッカーに入れた。そこへ野田が現れた。
「俺のベッド番号は下なんやけど、お前は上でかまへんか」
「いいですよ、どうせ寝るだけなんやから」
 野田もそうそうに着替えてオープンスペースへと向かった。すでに数人が陣取りをしてくつろいでいた。空いている椅子に座り何かを飲みたいのだが、午前中からビールはちょっと早いような気がした。
「とりあえず缶コーヒーでも飲まへんか」
「そうですね、俺、買ってきますよ」
「俺はあんまり甘くないやつな」
 そう言って二人分の小銭を野田に渡した。
「先輩、おぉきにぃ、次の時は俺が出しますから」
 野田は自動販売機へと向かった。

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2011.03.08 / Top↑
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