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「石田、お前、寝てたんとちゃうの」
 夏樹が驚いた表情で言った。
「少し寝たけど、高速を走るとタイヤの音がうるさいなあ、すぐに目が覚めて、ちゃんと寝られへんもんやで」
 石田は後ろの席の真ん中に座り、運転席と助手席のシートに腕を掛け、前の方に乗り出すようにして話をした。(その当時は後の席まではシートベルトの義務化はされていなかった)
 飛沢は名古屋インターチェンジの近くまで運転を続け、トイレ休憩をするために入ったパーキングで石田と運転を替わった。夏樹は睡魔に勝てず先に後の席で仮眠をとることにした。後ろの席で横になり目を閉じるとすぐに眠りに入った、しかし石田が言うように頭のすぐ下にあるタイヤの回転音が耳に付き、三十分ほどで目が覚め寝ているような、寝ていないような時間が過ぎて行った。
「おや、もう休憩するんか」
 夏樹は突然の車の音の変化に気づいて目を覚まし、起き上がった。夢と現実の時間を過ごしていると、状況の変化に敏感な反応をしてしまう。
「さっきのパーキングでトイレに行くのを忘れててん。急におしっこを我慢できなくなってき・・・」
 車を止めると話もそこそこに石田は飛び出して行った。
「飛沢、いま何時や」
「一時を少し過ぎたなあ」
「真夜中やなあ。けどパーキングには、それなりに車が止まってるんやなあ」
「長距離トラックが多いなあ、大きなトラックばっかりで乗用車は少ないなあ」
「今度はお前が後で寝たら」
「いいや、大丈夫や。それに俺の車やろ、なんとなく隣で見ていたいんや」
「そうか、次は俺が運転するさかいに、その時は隣で寝ててもかまへんからな」
「おう、サンキュウー。気にせんでええから、一晩ぐらい寝んでも、どうっちゅうことないから」



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2011.04.21 / Top↑
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