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「おっ、石田がトイレから出てきたな」
 飛沢がそう言うと、上着の胸ポケットから煙草を取り出し、火を点けた。つられて夏樹も煙草を銜えた。それに気が付いた飛沢が自分の持っていたライターに火を点け、夏樹の銜えている煙草に近づけた。
「おう、サンキュー」
 二人は大きく煙を吸い、ほんの一瞬だけ息を止め、ほぼ同時に大きく煙を吐き出した。たちまち車の中は二人が吐き出した煙が充満してしまった。
「ごめん、ごめん。もうちょっと俺が運転するから、飛沢は寝ててもかまへんで」
「大丈夫やて、時間はまだまだあるから、ゆっくり行こうか」
 運転をしている石田とその隣にいる飛沢は大学時代の話をはじめた。夏樹にはわからない会話だ。聞いていても仕方がないので、時々見える遠くの明かりをなんとなく見たり、台数は少ないが周りの車を見たりしていた。追い越した車を見ながら後方を見ると、ずっと後のほうから乗用車の上に四角いものを載せた車が近づいてきた。ライトが眩しく車体とその上に載っている四角いものが一体となり、シルエットでしか確認できない。
「あれ、もしかして後から来るのってパトカーとちゃうか」
「ええ、ほんまか」
 先に反応したのは石田だった。バックミラーを除き込むように見た。その後すぐに飛沢が後を振り向いた。
「どれや。赤色灯は点いてへんで、違うんとちゃうか」
「けど、あの形はパトカー見たいやけどなあ」
「とりあえず、百キロちょうどで走るわ」
 少しづつパトカーらしき車が近づいてきた。やはりパトカーにそっくりのシルエットである。飛沢ももしかしたらパトカーの可能性があると言った。彼らの車のすぐ後ろまで近づいてきた。





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2011.04.24 / Top↑
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