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 上野駅で岡本たちとの待ち合わせ時間に十分ほど遅れてしまった。駅に着いた時間は約束の時間前だったが、ホームから駅の外へ出るのに時間がかかってしまった。京都とは比べものにならないほどの人の多さと、駅の広さで、さすがの夏樹も迷ってしまい、遅れてしまった。
「おまたせ、岡本さん。遅くなってしもうて、すんません」
「こんにちは、私たちも、いま来たところだから」
「ご無沙汰してます、夏樹さん」
 岡本の後ろから、タナカが笑顔で迎えてくれた。彼女たち二人は社会人になって初めての一人旅で奈良に行った時に知り合った。浜名湖と今日で三回目となる。
「中学時代からの友達でこっちが石田で・・」
「こんにちは、飛沢です。夏樹の彼女はどっちの女(ひと)なんや」
「彼女・・・?」
 岡本が少し微笑んで、不思議そうな顔をした。
「飛沢、何を言うてんねん、誰もそんなこと言うてへんやろ。困ったはるやんか」
「すんませんねえ、こいつがお二人のことを話しする時は、すごく楽しそうやし、美人さんやて聞いてるさかいね、たぶん、どちらかが彼女なのかなあっと思って。それともお前、彼女やなかったら、もしかしたらどちっかの人が好きなんとちゃうかあ。予想通りの美人さんやもん」
「おまえなあ、初対面の人の前で、あること、ないことを、ようそんだけしゃべるなあ」
「あることって、やっぱりどっちかの人が好きなんやな」
「おもしろい人ですね、お二人の会話は漫才を聞いているみたいですよ」
 笑顔でタナカが言った。すると飛沢が左手で頭を掻いて二回頭を下げ、笑いながら「おぉきにぃ」と言った。


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2011.05.12 / Top↑
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