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 夏樹と飛沢はこそこそ話をしながら、浅草寺の仲見世を雷門のある方へ歩いた。
「髪の長い方って、岡本さんか」
「おう、そうなんや、お前はどう思う」
「可愛い人やんか、なんかチャンスがあったら、後押しするさかいな」
「ああっ」
「さっきから二人で何をこそこそと喋ってんのんや」
 二人の後ろから石田の声が聞こえてきた。振り向くと岡本とタナカの間に石田が入り、三人がにこやかに微笑んだ。夏樹たち二人がこそこそ話をしている間に、三人は楽しく会話をしていたようなのだ。中学生のころから、石田は意外と抜け目のないところがあった。
「石田、なんでお前が彼女たちの間に入って歩いてんのんや」
 飛沢が言った。
「なんでって、お前ら二人で話をしてるさかい、残った俺と彼女たちが話をするのが自然とちゃうか」
「それはそうやけど、何で二人の間に入ってんの」
「人が多いやろ、ぶつからんように、気をつけて歩いてるうちに、たまたまこうなっただけやけど」
「そうだよ、なんだかお二人の中に入っていけなくて、石田さんに中学生の時の三人の出会いの話を聞いていました」
「おい石田、何を言うたんや、変なことを言うてないやろなあ」
 飛沢がプロレスの技を真似して、石田の首をヘッドロックした。
「言うてへんて、変なことなんか何もしてへんやろ、なんか心当たりがあんのんか」
「いや、ない」
 飛沢はそう言うとヘッドロックをやめた。
「三人とも仲がいいんですね。浅草寺のお参りは終わったから、次は都会らしい東京へ行きましょうか」
 岡本は立ち止まり、大きな声で言った。


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2011.05.23 / Top↑
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