上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- / Top↑
夏樹は一人で喋りまくっていることなど全く気にしていなかった。それどころか岡本が話しの内容に少し興味をもち、質問してくれたことでますます調子に乗り出した。
「遺跡」
「遺跡?」
「それが出てくると、工事を中断して、調査をしてからやないと前に進むことは出来ひんらしいわ。どこを掘っても何かの遺跡が出てくるんやて」」
「何かって、もしかしてお化けかと思っちゃった」
 タナカはなぜか微笑みながら言った。
「まさか、あほなことを言わんといてや、京都の街を掘ったらお化けが出るなんってことはないやろ」
 飛沢は振向き、後ろにいるタナカを見た。そして後ろ向きに歩きながら言った。
「だって、出るって言ったら、お化けしかないじゃない」
「お化けが好きなんですか、タナカちゃんは」
 飛沢は誰とでもすぐに友達になれる。馴れ馴れしいと思う人もいるかもしれないが、たいていの場合、飛沢のペースに飲み込まれていく。
「ううん、お化けとか、妖怪とか、オカルトとか恐いものは大嫌い」
「そうでもないんじゃない。あなた、彼氏と映画を見にいくと、いつも恐い映画じゃん」
「それは、その・・・」
「恐いからと言う理由で、くっつきたいからやんなあ。キャーとか言いながら」
 飛沢はタナカをからかった。
「ええ、彼氏がいたはるんですか」
 石田が立ち止まり、小さな声で言った。
「お化けと言えば、ちょっと面白い話しを思い出したわ」
 夏樹がそう言うと、タナカが両耳を手で覆うって隠した。
「なになに、聞きたい。わたしはそういうの好きなのよ」
 岡本は興味津々のようだ。



・拙い文章を読んでいただき、ありがとうございます。

にほんブログ村 旅行ブログへ にほんブログ村 小説ブログ エッセイ・随筆へ


・ 応援いただき、ありがとうございます。


          下記URLにて、鉄道模型ブログも公開を始めました。
          そちらへもお立ち寄り下さい
             ⇒翼芭里鉄道建設記録





スポンサーサイト
2011.05.30 / Top↑
Secret

TrackBackURL
→http://suzukaze930.blog19.fc2.com/tb.php/426-7d51a9c6

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。