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「なんか、難しい話やなあ。要するに岡本さんは、強い人なんとちゃうかなあ」
 飛沢は眉をひそめるような表情をした。
「強くはないわよ。ただね・・・私の誕生日はね、六月六日なの」
「あっ、オーメンやね」
 石田が大きな声で言った。その声にタナカが両手で耳を押えて、飛沢の背中に顔をうずめた。微かに石田の顔が曇ったようにみえた。

 新宿の歩行者天国を少し歩きながら、他愛のない会話を続けた。いつの間にか夏樹と岡本、その後から飛沢と石田とその間にタナカが並び会話をしながら歩いていた。
「新宿のアルタ前に着きましたよ」
 岡本が振り返り大きな声で言った。
「思ったより狭いところなんやな。もっと広い場所に大きなテレビ画面があるのかと思ってた」
 石田は肩幅より少し広く足を広げ両手を腰に置き、ビルの壁に映し出されている映像を見上げて言った。
「じゃあ次は原宿へ移動しましょうか」
 岡本はなぜか楽しそうだ。
 今度は山の手線に乗り二つ目が原宿駅だ。駅を出て表参道へは横断歩道を渡る。道路の上を通る時に東京にしてはビルが少なく、空がより広く見えるところと、木々が茂る林が見えた。夏樹があそこは何かと聞く前に、変わった建物があるあたりは代々木の国立競技場で、木々が茂る林は明治神宮だと岡本が教えてくれた。
「それでね、あっちがNHKよ」
                    原宿駅

「へえ、なんかこの辺は高いビルが少ないし、緑がいっぱいあるし、東京やないみたいやなあ」
 小走りで飛沢は夏樹に近づいた。
「夏樹、なんか、ええ感じなんとちゃうか」
 飛沢が夏樹の耳元で話した。
「そやろか、ほんまにそう思うかあ」
 夏樹も飛沢にだけ聞こえるような小さな声で言った。



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2011.06.06 / Top↑
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